第2回陸上自衛隊幹部候補生第2次試験 不合格体験記(面接再現編)

lucky rick

2025年2月12日 19:55

私は2024年度の第2回陸上自衛隊幹部候補生試験を受けて不合格になりました。面接時間は約15分間で、その再現を以下に記します。今後受験される方の参考になれば幸いです。
※再現については、面接終了後にやり取りの概要メモを作成し、それを基に作成しました。完全なものではありませんので、その点予めご容赦ください。

面接官(中央):
暑い日が続いていますが、体調に異変はありませんか?

受験者:
ありません。変わらず好調をキープしています。

面接官(中央):
昨日はよく眠れましたか?

受験者:
はい、よく眠れました。

面接官(中央):
現在〇〇大学に通っているとのことですが、何年生ですか?

受験者:
昨年10月に入学しましたので、1年目です。

面接官(中央):
卒業予定はいつですか?

受験者:
卒業要件に4年間の在学があるため、令和9年9月です。

面接官(中央):
職歴に〇〇とありますが、これは過去の話ですか?

受験者:
いいえ、現在の話で、今年の4月から会計年度任用職員として働いています。

面接官(中央):
〇〇大学は通信制ですか?

受験者:
はい、そうです。

面接官(中央):
現在の職場ではどのような仕事をしていますか?

受験者:
在留外国人の支援全般や、国際交流を目的としたイベントの実施を行っています。

面接官(中央):
〇〇市とは何か縁がありますか?

受験者:
自分の出身地です。

面接官(中央):
わかりました。それでは、自衛隊幹部候補生の志望動機をお聞かせください。

受験者:
自分自身の進路を考えている最中に、ロシアによるウクライナ侵攻が生じました。同時に、学習していた交換様式論から、現代社会が戦争危機のリスクが高い社会であると認識するに至りました。そこで、自分が今まで享受してきた平和は当たり前のものではなく、誰かの働きによるものであると理解し、自分自身も自衛隊に入隊することで貢献したいと考えるようになりました。

面接官(中央):
ウクライナ侵攻がきっかけとのことですが、それまで自衛隊を意識していましたか?

受験者:
父が元自衛官ということもあり、話としては聞いていましたが、自分の進路として具体的に考えるようになったのはウクライナ侵攻以降です。

面接官(中央):
わかりました。続いて、別の面接官から質問をお願いします。

面接官(右):
これは第2回の試験ですが、第1回は受験しましたか?

受験者:
いいえ、受験していません。

面接官(右):
それはなぜですか?仕事を始めたばかりで忙しかったからですか?

受験者:
いいえ、違います。国家総合職の受験が同時期にあったことに加えて、自衛隊幹部候補生では第2回試験もあると伺っていたため、そちらに甘えさせていただきました。

面接官(右):
自衛隊に入隊した場合、どれくらいの期間働くつもりですか?

受験者:
働ける限り働くつもりです。

面接官(右):
定年までということですね?

受験者:
はい、そうです。

面接官(右):
いろいろな場所で勤務する可能性がありますが、大丈夫ですか?

受験者:
むしろ、さまざまな場所を見て回り、見聞を広めたいと考えています。

面接官(右):
勤務場所についての希望はありますか?

受験者:
いいえ、ありません。

面接官(右):
職種についての希望はありますか?

受験者:
インテリジェンス分析に関心があるため、情報課を希望しています。

面接官(右):
有職者の場合、合格しても職場を辞められないというケースがありますが、その点は問題ありませんか?

受験者:
雇用契約上、原則3月末までの契約になっているため、その点については問題ありません。

面接官(右):
職場の方から止められることはありませんか?

受験者:
大丈夫です。

面接官(右):
わかりました。私からは以上です。

面接官(左):
併願先はどこですか?

受験者:
国家総合職と〇〇市役所です。

面接官(左):
受験状況はどうなっていますか?

受験者:
国家総合職は合格しましたが、その後の官庁訪問で内々定は受けていません。〇〇市役所は試験の全過程が終了し、結果待ちです。

面接官(左):
国家総合職の官庁訪問では、どこを訪問しましたか?

受験者:
インテリジェンス分析に関心があったため、外務省と公安調査庁を訪問しました。

面接官(左):
防衛省には行かなかったのですか?

受験者:
行きませんでした。自衛隊という組織がある中で、事務方の仕事をすることが自分の中でイメージできなかったためです。

面接官(左):
国家総合職、〇〇市役所、自衛隊幹部候補生の中で最も志望度が高いのはどこですか?

受験者:
志望順位は、平和構築に携われる直接度合いを基準にしているため、自衛隊幹部候補生が最も高いです。

面接官(左):
仮に外務省から内定が出ていたとしても同じ考えですか?

受験者:
はい。官庁訪問で現職の外交官と話す中で、外交官の仕事は社会問題の根本的解決というよりも、対処療法的な働きかけがメインになると伺いました。そのため、平和構築への直接的な関与という観点で自衛隊の方が適していると判断し、ますます志望度が高まりました。

面接官(左):
高校卒業から大学入学までの期間が空いていますが、その間は何をしていましたか?

受験者:
高校卒業時点ではやりたいことが明確でなく、そのまま大学に進学しても有意義な時間を過ごせないと判断し、さまざまなことに取り組みました。例えば、交換様式論の学習やパン屋でのパン作り講師などです。

面接官(左):
TOEIC715点とありますが、英語はその期間に勉強したのですか?

受験者:
いいえ。その期間にはしていません。現在の仕事が英語担当で、翻訳業務もあるため、この仕事に就く前に短期間だけ学習しました。

面接官(左):
高校卒業以降、何か運動はしていますか?

受験者:
週に1回、ウエイトトレーニングをしています。

面接官(左):
わかりました。私からは以上です。

面接官(中央):
平和構築に携わりたいという思いが強いようですが、それは元自衛官のお父様の影響ですか?

受験者:
いいえ。ウクライナ侵攻とアカデミックな学習を通じて、そう考えるに至りました。

面接官(中央):
わかりました。では、面接は以上です。お疲れ様でした。

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