
2025年2月12日 17:05
はじめに
本日2025年2月12日水曜日正午、1/26(日)第378回(午前受験)の結果発表がありました。ちなみに私の結果は750点(L385 R365)。なんとも言えない数字ですが、そこそこTOEIC対策をしている層の中ではマジョリティに位置するのではないかなと思います。
そして、TOEICのスコアアップを目指す際、多くの受験者が模試を活用します。しかし、市販の模試の難易度が本番と比べてどうなのかは気になるところです。そこで本記事では、私が実際に本番形式で模試を受験し、本番とのスコア差を比較しました。
今回検証する模試は
・公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11
※テスト1は既に以前取り組んでしまっていたため、今回はテスト2についてのみ検証
・公式TOEIC Listening & Reading 800+
・TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+
・TOEIC(R) L&Rテスト 200%活用模試
・TOEIC® L&Rテスト精選模試【総合】
・TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ
スコア結果
模試の受験は本番直前の1ヶ月間に実施しました。私が受験した模試とそのスコアは以下の通りです。
※公式問題集については、スコア換算表の範囲が広すぎるため、暫定値として1問5点で計算しています。
12/29(日)
究極の模試 テスト① 715点
L350(67/100) R365(69/100)
12/30(月)
究極の模試 テスト② 745点
L390(80/100) R355(70/100)
12/31(火)
究極の模試 テスト③ 800点
L420(81/100) R380(70/100)
1/1(水)
200%活用模試 テスト① 680点
L350(62/100) R330(66/100)
1/2(木)
200%活用模試 テスト② 730点
L390(72/100) R340(63/100)
1/3(金)
公式問題集11 テスト② 735点
L400(80/100) R335(67/100)
1/12(日)
精選模試(総合) テスト① 685点
L360(68/100) R325(64/100)
1/13(月)
精選模試(総合) テスト② 750点
L370(70/100) R380(75/100)
1/15(水)
公式800+ 865点
L450(90/100) R415(83/100)
1/25(土)
金のパッケージ 755点
L380(77/100) R375(76/100)
1/26(日)
第378回TOEIC 本番 750点
L 385 R 365
模試ごとの特徴と難易度比較
上記の得点は、試験慣れによる点数の変動も含まれるため、それらを統一的なものとして補正した難易度を記します。主観が含まれることは予めご容赦ください。
1. 究極の模試
- スコア範囲:715~800
- 本番スコアとの差:-35~+50
- 難易度:やや易しい
- 3回分のテストでスコアが上昇。これは難易度の差異ではなく試験慣れによるものと思われる。
2. 200%活用模試
- スコア範囲:680~730
- 本番スコアとの差:-70~-20
- 難易度:やや難しい
- リスニングの正答率が本番より低め。本番よりも音声が聞き取りにくい印象。「究極の模試」の次に受験したため、難易度が高く感じられ驚いた。このテスト間の得点差異も、難易度によるものではなくテスト慣れによるものと思われる。
3. 公式問題集11
- スコア:735
- 本番スコアとの差:-15
- 難易度:本番とほぼ同じ
- リスニング・リーディングともに本番の難易度に近い。信頼度が高い模試。
4. 精選模試(総合)
- スコア範囲:685~750
- 本番スコアとの差:-65~0
- 難易度:本番とほぼ同じ
- 1回目のスコアが低かったが、2回目で急上昇。この差もテスト慣れによるものと思われる。出版当初は高地トレーニングとして活用されることが多かったようだが、2025年時点では、本番レベルの模試として活用できる。
5. 公式800+
- スコア:865
- 本番スコアとの差:+115
- 難易度:易しい
- 他の模試と比べてスコアが大きく高い。特にリスニングが易しく感じられた。教材自体が少し古いものであり、2025年時点においては、この教材に取り組む必要性はあまり高くないと思われる。
6. 金のパッケージ
- スコア:755
- 本番スコアとの差:+5
- 難易度:本番とほぼ同じ
- 正答数も本番に近く、再現性が高い模試。試験直後の出来具合の感覚も本番と同程度。前日に受験し、本番とほぼ同じ点数であったため、再現性の高さに衝撃を受けている。
結論:どの模試を選ぶべきか?
本番スコアと比較すると、
200%活用模試>本番≒公式問題集11≒金のパッケージ≒精選模試(総合)>究極の模試>>公式800+
本番を想定した練習としては、公式問題集11、精選模試(総合)、金のパッケージを活用することをお勧めします。
上記に加え演習量を増やしたい場合は、「究極の模試」と「200%活用模試」を、難易度を把握した上で利用するかどうか判断されると良いかと思います。
TOEICスコアアップの参考になれば幸いです!
追記
次回の3/16の午前受験を既に申し込みましたので、それに向けて模試としては
・TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング
・TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
・TOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニング2
・TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2
の合計10回分を活用する予定です。
ただこれまでの模試活用経験と、900点取得という目標を踏まえて、残りの期間は私の弱点である①パート5の語彙対策、②パート7を時間内に終わらせること、そして③リスニング力を本質的に伸ばしていくこと、この3点に絞った対策が重要かなと考えています。
このうち②については、本番形式の場数が重要であったと実感しているのですが、①と③については別途対策が必要で、そちらに注力する関係で、模試が予定通り実施できない可能性があります。
実施した際は、また比較記事にてお知らせしようと思います。
一緒にTOEIC対策・英語力向上に向けて頑張りましょう!
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